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当社所属ライバー「甲斐田晴」に対する極めて悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為等への対応結果について
日頃よりバーチャルライバーグループ「にじさんじ」・「NIJISANJI EN」を応援いただき、誠にありがとうございます。
ANYCOLOR株式会社(以下「当社」)は、2024年6月及び12月に、「甲斐田晴」を中心とした当社所属ライバーに対して、「荒らし行為」、「タグ荒らし行為」、「危害予告」等を行っていた人物(以下「対象者」)に対して、民事的・刑事的な責任を追及していく旨を報告いたしました。
・当社所属ライバー「甲斐田晴」に対する極めて悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為等への対応について(https://www.anycolor.co.jp/news/f3g4jvwn7)
・当社所属ライバー「甲斐田晴」に対する極めて悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為等への対応の進捗について(https://www.anycolor.co.jp/news/dd28g6zka)
刑事責任について、業務妨害罪の容疑で書類送検された対象者は、その後、管轄裁判所において罰金刑を言い渡されました。
また、当社は、対象者に対し、民事責任の追及も行っておりましたが、この度、当社は、対象者との間で、対象者が当社に対し損害賠償金を支払うこと、今後当社及び当社所属ライバーに関するインターネット上での投稿を行わないこと等を内容として、裁判上の和解が成立しましたので、ここにご報告いたします。
また、当社は、今後、このような悪質な誹謗中傷行為・荒らし行為等が発生することを未然に阻止する目的で、裁判上の和解の条件として、対象者に対する書面での意識調査を実施いたしました。
今回、このように対象者に対する意識調査を実施するに至った趣旨は、悪質な誹謗中傷行為や荒らし行為などが後を絶たない現状を踏まえ、これらの行為がなぜ発生してしまうのか、その根本的な原因や背景を当社として多角的に理解することが、誹謗中傷行為等への効果的な対策を講じていくうえで不可欠であると考えた点にあります。
なお、今回の意識調査の結果は、今後の誹謗中傷行為等の抑止のため、皆様へ公表することについて対象者からの承諾を取り付けております 。
今回の意識調査の結果の公表を通じて、回答結果に現れた対象者自身の内面にある動機・心理状態、過去の経験・環境等、対象者が誹謗中傷行為等を行ってしまうに至った原因・背景及び誹謗中傷行為等の結末を、多くの方々にもご認識いただき、ひいては、大きな社会問題である誹謗中傷行為等の根絶に向けた意見形成の一助となることを期待しております。
当社からの意識調査の内容及び対象者による回答は、以下のとおりです。
質問1:あなたの性別と年齢
回答1
性別:女性 年齢20代後半
質問2:誹謗中傷等行為として何を行ったか。
回答2
①貴社所属ライバーの甲斐田晴様や公式配信、他のライバー様のYouTube配信において執拗なコメント連投行為を行いました。
②貴社所属ライバーの甲斐田晴様のイラストをX(旧Twitter)から無断利用し、甲斐田晴様になりすまして配信を妨害する行為や画像・動画をXに添付し、更に甲斐田晴様や他のライバー様が配信で使用するハッシュタグを悪用して、グロテスク・ホラーの画像と動画を複数のXアカウントで拡散する行為を行いました。
③貴社所属ライバーの甲斐田晴様が所属している同期ユニット「VΔLZ」様のリアルイベント会場に危害を加えるような内容の書き込みをXに投稿しました。
質問3:どのような理由で荒らし行為や危害予告を行ってしまったのか。
回答3
配信者様とリスナー様の距離が比較的近い界隈のため、自分の好きなライバー様 との距離感を一方的に縮めようとしてしまいました。その背景には、強い承認欲求と日頃のストレスがあり、精神的に不安定な状態でした。もしあの時、心療内科を受診するなり、配信を見るのを辞めていればこのような問題を起こすことは無かったと、今では猛省しています。
質問4:あなたが行った行為が誹謗中傷等に該当し、刑事または民事で責任追及される可能性のある行為であることを認識していたか。
回答4
自身の行為が誹謗中傷や危害予告に該当し、刑事・民事双方で責任を追及される可能性があることは、行為に及んだ当時も漠然とではありますが認識しておりました。しかし、日常生活におけるストレスから来る精神的な不安定さにより、その認識が薄れ、行為を止めることが出来ませんでした。この点の認識の甘さを深く反省しております。
質問5:荒らし行為や危害予告を行っている間、どのような感情だったか。
回答5
甲斐田晴様や、他のライバー様、にじさんじリスナーの皆様が困惑し、不快な思いをされているのを見て、今では最低と自覚するほど卑劣な感情を抱いておりました。具体的には、面白がっているという感情や、ライバー様が自分に反応しているという異常な承認欲求を満たしているという、極めて歪んだ感情が混在していました。しかし、現在は当時の行為がいかに相手を傷つけるものであったかを深く理解しており、このような光景を見たら大変不快に感じると冷静に判断できます。
質問6:荒らし行為や危害予告を行ったとき、対象となるライバーやファンがどのように感じるかを考えていたか。
回答6:
当時の自分は、自身の暴走した承認欲求に突き動かされ、投稿内容が拡散されることのみを考えておりました。対象となるライバーの方々やファンの皆様を深く傷つけ、多大なご迷惑をおかけするという想像力が完全に欠如しておりました。今では、自身の行為がいかに軽率で無責任であったかを痛感し、深く反省しております。
質問7:誹謗中傷等行為を行った結果、あなたは当社から責任追及をされ、どのような状態になったか。
回答7
ある時期から定期的に開示請求意見書が届き始め、貴社からも書面が届くようになってからは、家族に迷惑をかけてしまうという強い焦りと後悔の念に駆られました。X(旧Twitter)に触れること自体に恐怖を覚えるようになり、自身の荒らし行為や危害予告が悪かったにも関わらず、SNSのせいにしてしまうという他責思考に陥りました。更に貴社の公式Xでリアルイベント会場への危害予告を行った人物への刑事追及、所轄警察署に被害届を提出し受理された発表を見た後は、「いつ警察が家に来るのだろうか」「身柄を拘束されるのではないか」といった強い不安感に襲われました。実際に警察が来るまでの間、家の前に警察車両が止まってないか頻繁に外を確認をしたり、法律関連のサイトや警察に逮捕される際の手続きに関するサイトを閲覧する日々が続きました。
質問8:現在、あなたが行ったことを振り返って、どのように感じているか。
回答8
過去約2年間、自分の行為によって甲斐田晴様、他のライバーの方々、そしてにじさんじリスナーの皆様がどれほどの精神的苦痛を負われたかを考えると、後悔の念に堪えません。皆様に大変申し訳ないことをしてしまったと痛感しており、深くお詫び申し上げます。
質問9:今、目の前に当時の自分がいたら何を伝えるか。
回答9
当時の自分に会えるなら、「今から書こうとしている内容で、誰かを深く傷つけないか?」「その投稿や書き込みがどれほど広範囲に、どれほど長く影響を与え続けるかを想像できるか?」と、徹底的に問い直したいです。そして、無責任な情報発信がどれほどの後悔を生むか、その一歩を踏み出す前に、どうか踏みとどまってほしいと切に願います。
質問10:被害者である当社所属のライバー「甲斐田晴」に対し、あなたの言葉で伝えたいことを記載してください。
回答10
甲斐田晴様、ANYCOLOR株式会社様、そして関係者の皆様
この度は、過去2年間にわたり、私が行った悪質な嫌がらせ行為により、甲斐田晴様、ANYCOLOR株式会社様、及び関係者の皆様に筆舌に尽くしがたい多大なご迷惑と、想像を絶するほどの精神的苦痛を与えてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
私の行為は、下記の通りです
・貴社所属ライバー甲斐田晴様のYouTube配信や、にじさんじ公式YouTube配信や、他のライバー様のYouTube配信において、執拗なコメント連投を繰り返しました。
・貴社所属ライバー甲斐田晴様のイラストをX(旧Twitter)から無断使用し、甲斐田晴様になりすまし、配信を妨害する行為に及びました。さらに、画像・動画をXに添付し、甲斐田晴様や他のライバー様が配信で使用するハッシュタグを悪用して、グロテスク・ホラーの画像や動画を複数のXのアカウントで拡散する行為を行いました。
・貴社所属の甲斐田晴様が参加されていた同期ユニット「VΔLZ」様のリアルイベント「一唱入魂」の会場に、危害を加えるかのような内容をXに投稿しました。
これらの行為は、私の未熟な人間性、インターネット利用に関する認識の甘さ、そして自己中心的で歪んだ承認欲求から生まれたものであり決して許されるものではありません。当時の自分は、日常のストレスを適切に管理できず、その捌け口をインターネットに求めてしまった事が大きな要因です。自分は当時、アルバイト先で些細なことで指摘を受ける事や、作業中の人間関係の揉め事に巻き込まれ、精神的な疲弊を感じていました。これらの職場でのストレスを適切に解消する事が出来ず、また、共通の趣味を持つ仲間がおらず、健全な発散方法を見つけられず、結果としてインターネット上で一方的に感情をぶつけるという誤った行動に出てしまいました。
自分の身勝手な行動が、甲斐田晴様、そしてANYCOLOR株式会社様に多大なるご迷惑と精神的な苦痛を与えてしまった事を、深く反省しております。
二度とこのような過ちを繰り返さないために、私は以下の取り組みを徹底しております。
・甲斐田晴様及びANYCOLOR株式会社所属ライバーに関するYouTubeやX上のコメントは一切行わない事を徹底しております。
・精神的に不安定になった際には、インターネット(主ににじさんじ関連)から物理的に距離を置くことを実践しており、現在まで継続できております。
今後もこの取り組みを生涯にわたって継続してまいります。
自分の行った行為が、決して許されることでは無いと重々承知しております。今回の件を自分自身への最大の戒めとし、「にじさんじ」というコンテンツからは永久に距離を置くことといたします。甲斐田晴様、ならびにANYCOLOR株式会社様には、改めて、多大なるご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
末筆ではございますが、甲斐田晴様とANYCOLOR株式会社様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
質問11:改めて、当社及び所属ライバーに関する、インターネット上での投稿を行わないことを宣明するか。
回答11
質問10の方でも回答させていただきましたが、自分は貴社及び貴社所属ライバーに関するインターネット上での一切の投稿を、今後永久に行いません。これまでの取り組みを継続するだけでなく、この誓いを生涯にわたって遵守することを、ここに固く宣明します。
当社は、当社所属ライバーが安心して活動できるよう、また、ファンの皆様へ当社コンテンツを心からお楽しみいただけるよう、各ステークホルダーと連携し、誹謗中傷行為等に対する対応を継続してまいります。
なお、当社コーポレートサイト「攻撃的行為または誹謗中傷行為に関する通報」フォーム( https://www.anycolor.co.jp/report )では、当社所属ライバーに対する誹謗中傷のほか、歌ってみた動画やショート動画、ライブイベント映像などの無断転載、なりすましに関する通報等についても受け付けております。日頃ご協力いただいている皆様に心から感謝申し上げるとともに、引き続きのご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に、本件にかかわるお問い合わせに対するご回答は出来かねますので、当社及び当社所属ライバーへのご連絡(SNS上のご連絡や、配信中のコメント等の一切を含みます。)はお控えくださいますよう、お願い申し上げます。