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【Web開発チーム】「ANYCOLORの“やりたい”を叶える」多様なコンテンツを支える、Web開発チームの志。【従業員インタビュー】

ANYCOLOR株式会社(以下:ANYCOLOR)の運営するにじさんじは、動画配信だけでなく、イベントやファンクラブなど、様々なコンテンツを展開している。
そうしたコンテンツの企画をIT技術の面からサポートし、リリースのために尽力しているのが「Web開発チーム」だ。

今回はフロントエンジニアやシステムエンジニアのメンバーが属するWeb開発チームに取材を行った。
にじさんじのサービス展開に無くてはならないANYCOLORのITエンジニア達は、どんな業務を行い、どんな点が他の会社のエンジニアと違うと感じているのか。

この機会にぜひ、ANYCOLORの“やりたい”を叶える仕事のやりがいを知ってみてほしい。

【取材を受けた人】
川野:技術部 部長
4年制大学工学部出身。エンジニア歴30年。
中堅SIerで技術者としての基礎を固め、その後ベンチャー企業で様々なサービスを手掛ける。インフラ構築からWEB系システム開発において、要件定義から運用まで幅広く対応してきた。
現在は、技術部の開発体制の底上げ及び技術的負債の返済に注力している。

梅田:技術部 Webフロントエンドエンジニア
大学院修士課程修了後、2018年からITベンチャー企業でWebアプリ・モバイルアプリの開発に従事。
その後2021年にANYCOLORに入社し、現在はにじさんじ FAN CLUBやANYCOLOR IDなどのプロダクトの開発・運用を担当。

田中:技術部 Webエンジニア
SIerでの大規模システム開発や、旅行会社でのシステム開発・運用の経験を基に、2021年にANYCOLORに入社。入社後はユメノグラフィアのチケット販売サイトにおける開発・運用を担当。現在はにじさんじ FAN CLUBやANYCOLOR IDなども担当している。


「ANYCOLORには自分の“やりたい”があった」



ーー皆さんは元々違う会社でエンジニアとして働かれていたとのことですが、どうしてANYCOLORに入社したのでしょうか?

川野:
前々から夢だった「強い開発チームを作る」ことに挑戦したいと思い、技術部門の部長職という形で仕事を探していました。

古い会社ほど良くも悪くも仕組みが出来上がってしまっているので、新しいことに挑戦できない。業界としても、会社としても新しいことに挑戦しているところはどこだろうと考えていくと、ANYCOLORが最適でした。

SaaS企業など新しい会社もありますが、既存の業務の効率化という括りで言えば、個人的には新しい会社とは考えられず…
VTuberという新しい業界で、自分のやりたいを叶えたいと思い入社を決意しました。

梅田:
前職がtoB寄りの会社だったのですが、入社して働いてみてから「自分はtoC思考が強い」ことに気づいたのが転職のきっかけでした。
中でもWebフロントエンジニアとして働きたいと思っていた矢先、ANYCOLORの求人を見つけて応募してみました。

にじさんじ自体は応募する1年前くらいからリスナーとして見ていたので興味は持っていました。
実際、もっと安定していたり、もっと給料が良かったりする会社はあると思います。
でも、年齢的にもまだまだ新しいことに挑戦できるフェーズだと思っていましたし、応募せずに後悔するよりは、応募して後悔した方がいいなと感じていましたね。

結局ご縁を頂いて、今こうして人生初めてのインタビューを受けています笑

田中:
自分がやりたい技術と、発信しているVTuberというサービスに魅力を感じたのが大きな入社理由です。
会社自体も新しいですし、入社することで大胆な仕事に携われそうという点は、他の会社にはあまり無い特徴なのかなと思っています。

「技術サイドがフラットで居れる環境で、Web開発チームとして緊張感と楽しさのメリハリを付けられるのがANYCOLOR」



ーーANYCOLORのWeb開発チームはどんな仕事をしているのでしょうか?

梅田:
大きなところだと3種類の仕事があります。

1つ目はイベントのLP(ランディングページ)です。
にじさんじでは度々イベントを開催しているのですが、Web開発チームでLPを作成する場合と、社外のデザイナーが作成したものを我々で公開する2パターンに分かれています。
前者の場合は、企画側と話してデザインの方向性を固め、コーディングをし、最終的にリリース対応、その後の情報更新といった運用保守を行っていきます。

2つ目はにじさんじ FAN CLUBの開発・運用です。
イベントと同じく企画側からファンクラブに関する要望が来ますので、ヒアリングをして開発していく流れとなります。
新しいライバーのファンクラブの立ち上げに合わせ、その都度制作しています。

3つ目はANYCOLOR IDの運用保守です。
ANYCOLOR IDとは、ANYCOLORの各種サービス提供のために発行している個人ユーザー向けのアカウントのことであり、ユーザーとANYCOLORを結ぶ大切な役割を果たしています。
そうした重要な繋がりのシステムを安定運用できるように、技術観点で僕たちが常に気を配っている形になります。

ーーANYCOLORの体制はどのようになっていますか?

川野:
ANYCOLORだと、フロントエンジニアとはいいつつ、サーバーを触ったりバックエンドに携わったりと、かなり広い範囲の技術に関与しています。

週一回、各リーダー陣が出席必須のリーダーズミーティングを行い、進捗確認と技術力の向上に努めています。

ーーANYCOLORのWeb開発チームは完全に自社のにじさんじサービスの開発にしか携わらない点が魅力だと思いますが、社内のメンバーとはどういう関わりがありますか?

田中:
イベントのLPにしろファンクラブにしろ、デザイナー・広報担当・企画と、かなり多くの部署とやり取りがあるかと思います。
ただ、ANYCOLORの社員自体がフラットに話し合える人ばかりなので、コミュニケーションで不都合を感じたことは一度も無いですね。

川野:
情報システムチームが別にあるので、社内的なことは、そちらに担当して頂いてます。業務に関する事は、我々の守備範囲になるので、色々とやり取りしながら話を進めています。

梅田:
川野さんの言う通り、ANYCOLORのIT周りの技術は僕たちしか持っていません。
そのため先日技術相談に関する相談フローの整備を僕がやらせて頂きました。

フロー整備のためにANYCOLORの全部署とミーティングをしたのですが、役職者の方とも、フランクに話をすることができ、風通しのよさを感じました。

ーー皆さん別の会社の経験があると思いますが、ANYCOLORでエンジニアとして働いていて何か違うと感じたことはありますか?

川野:
前職は医療機関が使う電子カルテの会社だったので、そこからすると全部違いますね笑
多くの事業会社では「IT技術部はコストセンターである」と認識され、日陰物になってしまいやすいのですが、ANYCOLORは本当にフラットで心地よさすら感じます。

同じく社内の雰囲気で言うと、新しい会社ということもあり「分からなければ分からないと言える空気」なのも違う点だと思います。

あとは出社時間ですかね。
コアタイムは11時からなので、朝はゆっくりできてありがたいです。

梅田:
緊張感と楽しさのメリハリが大きく違うと感じています。

前職のtoB事業からANYCOLORのtoC事業に変わったので、「この日のこの時間にリリースしなければいけない」という状況に向き合うことが多くなりました。
リリースを楽しみにしているユーザーの方が多くいることを考えると、やはりその分緊張感は高いです。

ただ、社員同士は仲良く和気藹々としたオフィス環境なので、適度に緊張感を開放してメリハリ良く働けています。

田中:
前職は旅行系だったので同じtoCではあるのですが、ANYCOLORはエンタメということもあり、自分たちが携わったものに反響が付いてくるというのは大きな違いですね。

元々フロントエンジニアって結果が目に見えるところがやりがいだと思っていますが、それがもっと大きなやりがいで自分に跳ね返ってくる感じです。

ーーANYCOLORでの働きやすさが伝わってきます。
では、エンジニアとして働いている中で、自分たちの仕事は何に繋がっていると思いますか?

田中:
ユーザーの皆様の楽しみに繋がっていると思います。
僕たちが作ったものをそのままユーザーが見て、反応してくれて、アクションをしてくれて…って仕事をしていて楽しいと思わざるを得ないと思うんですよね笑

社内的な観点で言えば、僕たちは社内で起きた技術的な困りごとを全部解決する存在なので、それこそ会社の「やりたい」を叶えることに繋がっているのではないでしょうか。

梅田:
ユーザーとライバーの両者に対してリーチできるのがWeb開発チームの特徴だと思っています。
企画やデザインといった形の無いものを形にしていくのは、Web開発チームの仕事ですし、良くも悪くも自分たちの働きで評価が決まると言っても過言ではありません。

川野:
私は部長という立場ですので、もちろん会社の発展に繋がっているというのは感じていますが、「強い組織を作りたい」という自分の夢を叶えることにも繋がっていると考えています。


ーー皆さん自身のやりたいことにも繋がっているということですね。
日々前向きに仕事をしていると思いますが、業務上どんなところで悩みますか?

梅田:
悩むところしかないです笑
現状Web開発チームは人数が少ない中、多くの要望を受け取っています。
ありがたいことではあるのですが、自分で抱えられないような判断についてもボールを持つこともあるので、適宜川野さんにエスカレーションして、自分で悩み続けないようにはしています。

また、携わる仕事の種類が多いので、今は優先順位やスケジュールを計画するのに悩んでます。
前職だと、ある程度道筋が立った状態でタスクが振られていましたが、現在は自分自身でプロジェクトのハンドリングをしないといけませんので、案件の管理が苦戦している所です。

川野:
ANYCOLORが立ち上がった当初は、とにかく動かすことだけに精一杯になって開発されていました。
しかし、会社も設立から5年経ち、人が増えてきていることを考えると、「システムの安定性」や「引き継ぎのしやすさ」が重要になってくるフェーズだと思っています。
今まではかなり属人性の高い状態になってしまっていたので、技術的負債の返済と新規開発とのバランスに悩んでいます。

そういった事情もあり、現在の我々には「基本に忠実」という観点が大切なんです。
ただ、基本設計書を作るのがちょっと…とか……言う……

田中:
僕のことですかね!?

梅田:
大丈夫、多分これは一般論!……一般論……!

田中:
そうですね、確かに自分の技術で悩むことは多いです。
ただ、悩みを苦だと思いにくい環境とは感じていますし、社員一丸となってにじさんじを作り上げている中、どのようにして力を発揮していくかを日々考えています。

基本設計書も作ります!(笑)

ーー頑張ってください!!(笑)

「手を挙げたら挑戦できる環境で、オーガナイズできるエンジニアになっていきたい」



ーーにじさんじをどのように変えていきたいと思っていますか?

梅田:
これずっと思っていたことがあるんです。

よくSNSでにじさんじに関する投稿を検索していて感じたことがあって。
それは「ANYCOLORの技術がすごいと褒められる時は、Live2Dや3Dといったモデリングや描写」を指しているということです。

そのことからも、「このWebページすごい」っていう声がもっと増えるようにしていきたいというのが個人的な思いですね。
モデリングの技術だけでなく、僕たちの仕事を含めて「ANYCOLORは技術がすごい」という声をもっともらえるように頑張りたいです。

そのためにも、個人の開発力はもちろん、チームとして開発がもっと効率良く回るようサポート体制を強化したり、仕組み作りをしていきたいと感じています。

川野:
イベント等があると、高いトラフィックになることが良くあります。
当たり前の品質をいつでもユーザーに提供できるよう、それに耐えられるシステム作りはもっと注力していきたいと考えています。

ーー変えていきたい未来のため、どんなエンジニアになっていきたいですか?

田中:
もっと技術力をつけて、他部署とも主体的に会話できるようなエンジニアになっていきたいです。

ANYCOLORは部署の垣根なく、みんなでにじさんじをより良いものにしていこうとしていますので、技術面でしっかりサポートして、もっと多くの「やりたい」を実現していければと思っています。

梅田:
オーガナイズできるエンジニアになっていきたいです。

技術部の人数が多いような大きな会社で、システムの一部に携わるというのは誰にでもできることだと思います。
しかし、ANYCOLORの技術部は社員の1割程度ですので、開発スキルはもちろんのこと、他の人に頼る力や調整力が求められます。

全ての物事を円滑に進められるようにするため、自分のタスクだけでなく社内の開発要望もオーガナイズできるよう努めていきたいです。

川野:
今でこそ管理職というポジションでいますが、エンジニアとしてメインで手を動かしていた頃は「とにかく技術で誰にも負けたくない」という思いで仕事と向き合っていました。
そこで得た知見やノウハウを今の若い世代の仲間に波及させていくことが、私のやりたいことでもあり、理想像でもあります。

ーー皆さんの「やりたい」が伝わってきました。ちなみに今はどんなことに課題を感じていますか?

梅田:
設計開発のプロセスですかね。

先ほど川野さんも言っていましたが、サービス開始当初はとにかく動かすことに必死でしたので、ドキュメントも整理されていないなんてことは多くありました。
これ以上複雑化してしまわないためにも、新しく開発するものについては、しっかり設計書を作って開発するようにプロセスを変えようとしています。

田中:
社内でもっと自動化できる箇所があると感じていますので、業務改善という点に注力してみたいです。
「こういう取り組みをやってみたい」と感じて手を挙げれば、基本的に挑戦できる環境ですし、やりがいは尽きない環境ではないでしょうか。

カオスな状況を楽しめる人にきて欲しい



ーー現在ANYCOLORではWeb開発チームのエンジニアを募集していますが、働きやすさや働く環境はいかがですか?

川野:
お昼時間が13時から1時間になっているので、ピークタイムを避けてご飯が食べられるんですよ……個人的には重要なことだと思います笑
あとPCについてはwindowsとmacで好きな方を選べますし、モニタも2枚支給されますし、業務上必要であればスマホなんかも買えますね。

福利厚生観点で言うと、他にも4半期に一度、部署で懇親会を企画すれば懇親会費用も会社から出ます。
任意参加にも関わらず、この前やったウチのチームの懇親会にはほとんど全員出ていました。

ーーWeb開発チームは仲が良さそうですね。ちなみにどんな人がANYCOLORのITエンジニアに向いているのでしょうか?

川野:
社内の色々な所から話が来ますので、カオスな現場を楽しめる人は特に向いていると思います。
今の時点で技術力に自信がなかったとしても、積極性と行動力が大事と考えています。

梅田:
ANYCOLORに入社すると、広く深く取り組むことが珍しくありません。
川野さんも言ってますが、結局スキルも大事ですが「やりたい」と言えるスタンスを持つ人の方が合っているのだと思います。

田中:
チームメンバーだけでなく、社内の関係部署との会話が頻繁にあることから、一定のコミュニケーション能力を持っていることも大事だと思います。

ーーANYCOLORでエンジニアとして働くと、どんな力が身につきますか?

田中:
技術力はもちろんですが、他部署との折衝力も身に付くと思います。
また、技術も回転スピードが早く、着実に成長できている実感があります。

梅田:
自分で動かないと何もならない環境のため、能動性が身につくと考えています。
ANYCOLORに入社して痛感しているのですが、エンジニアは振られた仕事だけをやればいいものではないです。
自分から動いたり、提案したりする力は嫌でも身につくのではないでしょうか。

川野:
目的思考の行動ですね。
目的に応じて行動する力をANYCOLORで身につけて欲しいと思っています。

裏を返すと、「必要があるのであればなんでもできる会社」とも言えます。
やりたいが詰まっている人には最適な環境を提供できると考えています。

ーーそれでは、Web開発チームへはどんな人に来て欲しいと思っていますか?

川野:
個人の目標ややりたいことを明確に持っていて、それを実現する場所がたまたまANYCOLORだったという方に来て欲しいです。


梅田:
ちょっと語弊があるかもしれませんが、来た相談は全部撃ち返してやるぞという強い反骨心を持つような、心強い人だと嬉しいです。

田中:
分からないことにでも一緒に考えられるような方に来て欲しいです。
何かやろうとする時「とりあえずやってみよう」と考えられる前向きな方と一緒に働きたいですね。

ーー最後に応募しようか迷っている方へのメッセージをお願いします!

川野:
まずは応募してみてください。そして、色々と話しましょう。良いか悪いかはその後、判断してもらえればと思います。

梅田:
自分は記念受験の気持ちで応募しましたので、そういう感じでもいいと思います!
書類出すのはタダですし、気軽にエントリーしてください!

田中:
入社して僕たちと一緒に焼肉食べにいきましょう。

ーーANYCOLORのWeb開発チーム。そこには数多くの「やりたい」が詰まっていた。
これからの更なる発展が考えられるANYCOLORにおいて、Web開発チームの存在は更に大きなものへと変わっていくだろう。

そんなWeb開発チームでは現在、様々なポジションでのITエンジニアを募集中だ。
「やりたい」という気持ちを心に抱えながら、もやもやした気分で働いているエンジニアの方。この機会に一度ANYCOLORの扉を叩いてみてはどうだろうか。

※情報は取材当時のものです
※取材・執筆:中嶋 駿弥

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