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「ここは、創作と人が交わる場所」ひたむきなライバー達と、面白いモノを創り出していく。「いちから」ライバーマネジメント 山川さん

僕がこの会社に初めて来たのは2018年5月。地方出身の僕に六本木の街は眩しく、多くの人々が出会ってはすれ違い分岐し、心に響く大きなエネルギーが自分にとっての応援にもプレッシャーにも感じた。

「ちょうど1年、経ったんですね。」
今回インタビューした山川さんは、僕とほぼ同時期にいちからへジョインした。いちからの代表的事業であるVTuber事業「にじさんじプロジェクト(※1)」のグロースを語る上で外すことが出来ない人物だ。全く違うジャンル・全く違う規模感の会社から、「いちから」で大きな仕事をすることになった。

いち視聴者から、オンリーワンなメンバーへ。
山川さんの、人生の偶然と必然のストーリーを語ってもらった。

※1…いちから株式会社で運営を行っているVTuber/バーチャルライバーグループの名称

 

大手メーカー営業からの転身。自分・ライバー・ファンで創作できる「いちから」の魅力

(山川さんは前職でボールペンや万年筆などを扱う大手メーカーに勤務。いちからに転職後も、隙あらば僕に万年筆を売り込んでくる。なお、まだ買ったことは無い。)

 

ーー山川さんが入社したのはいつ頃ですか?

山川:Wantedly経由で応募したのは2018年3月だったかな。「にじさんじ」の2期生(※2)が出た後だと思います。3月末に「会社に来てもらえますか」って連絡を受けたんですが、仕事の繁忙期だったから4月に入って代休を取って「いちから」のオフィスまで行きました。1時間ぐらい喋ったのかな、その場で「じゃあいつから来れますか?」って(笑)

「え、内定ですか?」って聞いたら、「内々定を出したいです」と。実はその時点で2社ぐらい内定が出ていたこともあって、正直に「ちょっと他社の状況を見てからお返事します」って言ったんですよね。

 

ーーそんな中、何故「いちから」を選んだのですか?

山川:元々はマーケティング系や人材系も受けていたのですが、どちらにせよ創作的なクリエイティブ業務に携わりたいなとずっと思っていて。

あとは、自分ひとりじゃ完結しないことをやりたいなと考えていたんです。今で言えば「いちから」があって、ライバーがいて、取引先ないしはファンの方に伝わる、そういうことをやりたかった。

前職は筆記具の会社で、そこでも僕と取引先とで何かイベントをやるっていうことがすごい好きでした。まあ大企業だったので動きづらいというか、イベントひとつやるにも時間がかかったり、書類がいくつも必要だったり…。

なので、もう少しスピード感があるところで、裁量を持たせてもらって何かをやりたいなと。その点「いちから」だったら、すぐに面白いものができるというのが良いと思ったんですよね。

 

ーー違う業種への転職に抵抗はなかったんですか?それとも、むしろ他業種を希望していた?

山川:ローカルなメーカーで働いていたので、別の業種に行きたいなって探していた感じですね。ただ、自分でもこれだけ振れ幅が大きくなるとは思わなかったですが(笑)

大企業のボールペン売りが、ベンチャーでライバーのマネージャーしてるっていうのは、意味分からないですよね。

※2…2018年3月に「にじさんじ」からデビューした、10名のライバーの当時の枠組み名称

 

人間くさく頑張っている人が好き。ライバーと共に自分も努力し続ける。

(山川さんの1日は忙しい。沢山のライバー、スタッフから頼りにされる彼のスケジュールは分刻みだ。ちなみに、この時計は時間がズレていた。)

 

ーーそもそもどうやって「にじさんじ」を知ったんですか?

山川:Vtuber自体は前から興味があって。「にじさんじ」を知ったのは1期生(※3)がデビューした頃からです。昔からニコニコ動画が好きだったから、その流れで当時流行ってきていたにじさんじを見ていました。前職でサボってる時に(笑)かえるコラボの配信(※4)が流れてきて「面白い!」と。

 

ーー他ではなく「にじさんじ」が良いと思ったのは、山川さんの中で何が琴線に触れたんでしょう?

山川:タイミングとしては1期生のコラボが活発になってきた時とか、生配信が増えてきた辺りですかね。肩肘を張っていないというか。僕は「ライバー」って言葉が好きなんですけど、本当にバーチャルの世界で生身の人が生きているような感じでした。それが琴線に触れたのかな。

試行錯誤している人間くさい人が昔から好きで。ライバーだったら人気が出るように努力している人。そういうところがフックになった気がしますね。

※3…※2018年2月に「にじさんじ」からデビューした、8人のライバーの枠組み名称。最初期メンバー。※4…にじさんじ所属の「樋口楓」「える」の2人で行っていたコラボ配信名

 

僕は何色なのか、あなたは何色なのか。「人」のグラデーションを大切にする重要な仕事。

(これが山川さんの本体。山川さん ー メガネ = 0 である。)

 

ーーライバーと直接関わる仕事を始めたのはいつからですか?入社当初は違う業務もされていましたよね。

山川:最初は営業兼版権担当です。なんでも屋みたいな仕事をしていましたが、当時はみんなそんな感じでしたね。ライバーのマネージャーを始めたのが、社内に人が増えてきた10月頃からだったと思います。ちょうどライバーオーディションの計画があって、それに絡んでほしいと言われたのがキッカケです。今やっている仕事の6~7割ぐらいは、ライバーのマネージャーとオーディション関係ですね。

 

ーーマネージャーでは、どんなことをやっているんですか?

山川:今は減っているんですが、同行プラスアドバイスです。その他に、連絡やスケジュール管理業務や、権利関係の調整や確認も行っています。また、会社の外が大きく絡むものでいうと、ミュージックビデオやイラストを作る時の見積りや納期調整といった、外部とライバーとの仲介ですね。

 

ーーオーディションの方は、今はどんなことをしていますか?

山川:オーディションは、最初こそ僕が全部やっていましたが、今は通話面接から合格を出すまでのところを担当しています。合格後は別の人に見てもらいつつ、最後のコントロールを僕がやっている感じですね。キャラクターの提案も僕がやっています。

HPとかフォームも手伝ってもらいながら僕が作って、採用基準なんかの細かい制度作りも行いましたね。

 

ーー「にじさんじ」のブランドを踏まえて、新しいライバーを選ぶのは難しい?

山川:難しいです。基準としては「にじさんじ」として活躍してるところがイメージできるかどうか、ですかね。じゃあどういう要素なのかというと、20ぐらい言語化したものもあるんですよ。ただ、その要素は人によってかなり違う。例えば「素直」って書いてあったとしても、それが人によって黄色であったり、赤や青であったり。だからそこだけを切り取るんじゃなくて、バックグラウンドとか「人」を見るようにしてるかな。

 

ーー今も、努力していたり試行錯誤したり、そういう人と関わっていたい気持ちが根底にあるんですね。

山川:そうですね。僕は野球部だったんですけど、その頃に同じポジションの子がケガして復帰するまで一緒に練習してました。掘り下げると、そんな昔から今の自分のスタンスがあるのかなって。

応援するっていうほど寛容ではなくて、コーチみたいに偉そうなことはできなくて。目の前の人に対して、僕と一緒に頑張ろう、という感覚ですね。

 

ーー最後に。山川さん自身が今後どうしていきたい、というものはありますか?

山川:僕自身は、創作と人が成長していく過程をかけ合わせたところに身を置いていたいです。変化の速い時代なので、視座を高く上げて、変化のアンテナが立った時に気づけるようにしたいと思いますね。自分自身の行動基準はブレずに、変わるところは変えて、守るところは守っていきたいと思います。

 


 

ここには、色々な人間がいる。
人間同士が悩みぶつかりながら、今日も一歩ずつ面白い世界を目指して歩む。

その歩みの先に分岐があって、その歩みの先にまた出会いがあって。
誰かと一緒に頑張り続ける山川さんと、僕も一緒に頑張っていこうと思えた。

 

「ここは、創作と人が交わる場所」
あなたの分岐の先でいつか、「いちから」と働く仲間に興味を持っていただけたら幸いです。一緒にエンタメ業界を盛り上げていきたいという方、ご応募お待ちしています!

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