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【従業員インタビュー】『夢物語を、夢で終わらせない。』新たな表現に果敢に挑む、VTuberグループ「にじさんじ」モーションキャプチャディレクターの仕事。

「まるでそこに生きているような存在」

にじさんじのVTuberを見てそのように感じた方はいないだろうか?
これはライバー1人1人の個性もさることながら、モーションキャプチャーの高い技術力とたゆまぬ努力が重要な役割を果たしている。

今回はANYCOLOR株式会社(以下:ANYCOLOR)で行われているモーションキャプチャーの裏側に潜入取材をするため、現場の社員にインタビューを行った。
彼らがどんな仕事に携わっているのか、どんな思いで仕事に向き合っているのか、我々が中々知ることができない話を具体的なエピソードと共に語っていただいた。

「にじさんじのモーションキャプチャーディレクターってどんな仕事?」「エンタメの新しいカタチを創り出したい」と考えている方必見の内容だ。

【取材を受けた人】
藤田:スタジオ部 部長
ネット業界でクラウドサービスの開発運用などのPMに携わりながら、個人で配信を行うなどエンタメ系の活動を行っていた。
エンタメ活動に振り切るか考えていた中、いちからの社員とイベント会場で出会い、意気投合するように入社。
いちからでのインフラ開発構築業務を行った後、現在はスタジオ部の部長としてにじさんじのモーションキャプチャーに携わっている。

古藤:スタジオ部 シニア3Dディレクター
前職のゲーム会社でアニメーターとして主にカットシーンなどの制作を行う。その後、元々興味を持っていたVTuber業界に挑戦するため、いちからに応募。
面接にて草彅(現執行役員)に「これから3Dアニメーションを作っていくため、その基盤を作って欲しい」と言われ、そのやりがいや個人を尊重しているという思いが強い会社だと感じジョイン。
入社後は3DMVの編集に携わった後、スタジオ部のモーションキャプチャーディレクターとして3Dモーションに携わっている。

「夢物語を夢で終わらせない」

ーーいちからのモーションキャプチャーディレクターは、ライバーの動きがしっかり動画に反映されるように調整するお仕事ですが、古藤さんの思い出に残っているプロジェクトはなんですか?

古藤:
そうですね…沢山あるので迷ってしまいますが、一つ挙げるのであれば加賀美 ハヤトさんのお披露目配信です。

ーー「初音ミク以来の衝撃」と称された伝説のお披露目会ですね。まさかVTuberがバンドをやるなんて思ってもいませんでした。

古藤:
このお披露目会は演者の皆さんといちからの社員が一丸となって作り上げたものでして、大変だった分やりがいもありましたし、にじさんじのエンタメの幅を広げたターニングポイントだったのではと思います。

ーー実際にどのようにしてプロジェクトを進めていったのですか?

古藤:
ライバーのお披露目会って基本的にライバー1人1人に「どんなことをお披露目会でしたいか」と聞くことから始めるんですけど、加賀美さんは第一声で「バンドがしたい」とおっしゃったんです。

ーーそれまでバンドをしたライバーはいたんですか?

古藤:
いえ、全く経験がなく、正直本当にできるのか不安があったのですが、いちからとしてもフェスのような音楽イベントにはチャレンジしてみたいと思っていたので、ポジティブにプロジェクトがスタートしました。

ヒアリングを重ねていくと、バンドといっても6人のフルバンドで、そもそも6人のモーションを同時にキャプチャーしてリアルタイムに映像表示させることや、ギターやベースの弦に対して指が届くのかなど、課題は更に顕在化してしまったのですが、なんとしてもライバーのやりたいことを叶えたいと思い模索しました。

ーーいちからとしてもある意味で「初めてのお披露目」になるわけですね。順調にプロジェクトは進んでいったのでしょうか?

古藤:
試行錯誤の連続でした笑
そもそもモーションキャプチャーするには、身体の要所要所にマーカーを付ける必要があるのですが、手や指先のマーカーがどうしてもバンドメンバーの演奏に支障が出てしまうとフィードバックを受けたんです。

そういった時に、ディレクターとして「どうしたらクオリティを担保したままスムーズに演者がパフォーマンスをできるか」を考え、演者側と弊社側で綿密なリハーサルを重ね、とにかくPDCAを回していきました。
バンド配信は初めてでしたが、技術的には可能ということは分かっていましたので、アジャイル的に開発を進めました。

また、「電子ドラムの信号を取ってモーションが動くシステム」を技術部と連携して開発したり、現場スタッフとモーションがしっかり反映できるように連携したりと、演者だけではなく弊社のシステム開発メンバーとも協力しながらお披露目会本番を迎えました。

結果は同時接続数も13万人と盛況で、やりきった気持ちでいっぱいでしたね。
全員が前向きに協力してくれたおかげだと思っています。

ーー実に多くの人と協力して作り上げたんですね。このお披露目会を通じてどんなことを感じましたか?

古藤:
加賀美さんのバンドお披露目のような誰も今までやっていないことは、ライバーの中で夢物語のように無理だと思って抑制されていたこともあると思いますが、これを機に「いちからではこんなことまで実行できるんだ」と感じていただき、にじさんじ全体として新しいことにチャレンジしていくようになりました。
夢物語を夢にしない、それこそモーションキャプチャーディレクターの醍醐味であると感じられた良いプロジェクトでした。

「こだわった分だけ実感できる仕事ですね」

ーー事業部長として、モーションキャプチャーディレクターという仕事について教えてください。

藤田:
3Dモデルのノウハウも蓄積されてきていて、ある程度いちから側でも何ができるのか分かるのですが、それを超えるほどライバーも面白いことを考えてくるので、その願いに日々全力で向き合っています。
ライバーの配信において、いちからの中でも我々のポジションが一番現場に近いと思っていますので、夢の実現に対してモーションの面から支援しています。

会社として新しいことにこだわりを持って取り組むことで、ライバーの活動支援になり、何より目の前のライバーが喜んでくれるので、モチベーションとしては上がりやすいポジションだと思います。

ーーお話を聞いていると何でもリアルタイムでモーションキャプチャーができるように感じるのですが、「これは無理」という案件はありましたか?

藤田:
にじさんじ以外のライバーやタレントとのコラボ、最初から物理的に時間が足りない案件などは難しいですが、技術的な意味であれば不可能はありません。
厳密に言うと、難しい表現を部分的に解消するという方法を取っています。
例えば乗馬の表現をする時、本物の馬を用意することはできないので、ライバーを何かに跨らせることで乗っているように見せるといった形です。
ローション相撲なんかは結局本物のローションを使いましたが笑

ーーVTuberがローション相撲している姿を見る世界になるとは思いませんでした。あれって本当のローションを使っていたんですね…

藤田:
そうなんです、これもライバーから「ローション相撲がやりたい!」というリクエストから実現した企画の一つです。
正直3Dモデルでローション相撲をするのはハードルが高いと感じていましたが、社内で検討した結果、「とりあえずやってみたら意外と何とかなるかもしれない」となり、取り組むことにしました。
ライバーの安全ももちろんなのですが、高価な機材であるスーツやマーカーがローションでダメになるかもしれないという葛藤がどうしても拭えない中、結局実現しました。
このようにいちからのモーションキャプチャーは、若干無茶なことでも何でも取り組めるので、新しいことに常に触れられる魅力があると感じています。

「リアルの“当たり前”をバーチャル世界の“今”に落とし込むやりがい」

ーーモーションキャプチャーの分野でこれから取り組みたいことはどんなことですか?

古藤:
変化の速い業界ですので、どんどん新しいことにチャレンジして、多くの視聴者に少しでも楽しんでもらえればと思っています。
今考えているのは、ライバー複数人で行うスポーツです。
同時にキャプチャーできる人数を増やすといった技術的な観点というよりも、単純に「誰もやったことがないこと」を実現することにチャレンジしたいと思っているからです。

藤田:
先ほど古藤さんが挙げてくれた加賀美さんのライブのように、ライバーが「今までできなかったことができるようになった!」と感じてもらえるように応えていきたいですね。

また、現実で当たり前にできていることでも、バーチャル空間で、しかもリアルタイムに表現するって相当難しいんです。
でも、そこを諦めずにクオリティを追求し続けることで、「VTuberがリアルタレントと境目の無い世界」を目指していけると思います。

古藤:
今の技術でも一定テレビ出演などもできていますが、モーションの精度は更に上げていく必要があります。
将来的に5Gなどの通信環境も進化していく中、レスポンス周りをさらに改善していくことで、地方イベントの出演や更なる露出も気軽にできるようになると思います。
そんなにじさんじの更なる挑戦のため、モーションキャプチャーディレクターとして活躍して頂ける方を探しています。

「面白いことが好き」「チャレンジをしたい」そんな人に来て欲しい

ーーにじさんじではモーションキャプチャーディレクター職の募集をしていますが、どんな人が向いていますか?

古藤:
前例のない新しいことにチャレンジしたいような、やる気のある人に向いていると思います。
3Dの知識は最低限あればいいですし、知らないことでも業務の中で学んでいけば問題ありません。
ただ、明確な答えがなかったとしても、各部署と連携して意見をまとめ、自分なりの解を見つけるために走れる素地は必要です。
それを受けて、コミュニケーション能力も非常に重要なスキルだと考えています。

藤田:
一番は「とにかく面白いことが好きな人」です。
面白いことをやるために、様々なハードルを超えていけるだけの気概や、努力を惜しまないという方であれば、楽しく刺激のある毎日を送れます。

一方、自分が携わる“VTuber”というコンテンツを好きになれない人や、毎日違う仕事をすることにつらさを感じてしまう人には難しいポジションかもしれません。

是非、モーションキャプチャーディレクターとしていちからに来てください!

ーーいちからでは、にじさんじのライバーに命を吹き込むモーションキャプチャーディレクター職を積極募集中だ。
「バーチャルの新しい世界を創る面白さに携わりたい」と思っている方は、是非この機会を逃さないで頂きたい。

※情報は取材当時のものです
※取材・執筆:シュンヤ ナカジマ

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